■ ネットニュースで読むバイエル教則本


 バイエルがニュース記事になっていました。違った視点からの意見が聞けると思いじっくりと拝見させていただきました。


 自分の考えだけだと、狭い視野になりがちです。大変ありがたい貴重な意見数は、なんと20件。さっそく読んでいきましょう。


 
 2008年11月14日


 ■ ピアノの入門教材『バイエル』はなぜ減ってるの?



 >さまざまな問題点も指摘される『バイエル』。いまではあまり使われなくなってます。

 >子どもの頃、ピアノの入門編といえば、必ずといっていいほど使われた教材『バイエル』。

 >音楽をやったことのない人も、名前くらいは聞いたことがある存在だろう。それがいま、あまり使用されなくなっているのをご存知だろうか。


 僕の場合は、習い事をしていなかったのでバイエルの存在は、入学時に はじめて聞きました。



 >「指導者の間でも、バイエルはあまり好きじゃない人が多くて、最近は小品でテクニックを学べる『バーナム』などを曲集と併用で使うことが多いですね」と言うのは、あるピアノの先生。


 指導者の間でも好きじゃない人が多い・・・ということは、こどものころバイエルを習わされていて苦痛だったから、自分が指導者になったら別な本を使おうとしているのではないかと解釈できます。


 バーナムは、使い勝手によっては、音符が大きくてイラストもあり、おすすめです。



 >バイエルがあまり好かれなくなった理由は、何なのか。大学でもピアノの講師をしているピアノの先生に聞くと、こんな答えが。


 >「『バイエル』があまり使われなくなったのは、一言で言うと『おかたい』から。面白くないんですよ」


 こどものころは、怖いもの知らずで柔軟で誰も思い浮かばないような行動をとります。そこにヒントが隠されているのですが・・・僕は「おかたい」人より「やわらかい」柔軟な思考を持って生きたいと思っています。



 >え!? そんな理由で!?

 >「昔は、つまらないと思っても習いに行く以上は練習するのが当たり前という意識がありましたよね? でも、今の子は面白いことしかやらないんです……」



 面白いことしかやらないのではなく、




 面白いことをやりたいのです。

 自主性を重んじましょう。




 >バイエルは、右手と左手が案外ややこしく、忍耐力が要るもので、地道に練習しないと弾けないのだそうだ。


 難易度は高いと思います。バイエルが弾けるようになって、次にブルグミュラーやソナチネアルバムなどレベルの高い曲を練習して、しばらくバイエルから遠ざかると、また弾けなくなります。


 >「今の子どもたちは、スイミングとかダンスとか、いろいろ忙しいですよね。そういった習い事が、週1回行って、その場でやるだけっていうのと同じ感覚で、ピアノもやる子が多いんです。ちょっとやればできちゃうことは得意だけど、地道な練習は苦手なんですよね」



 スイミングやダンスも地道な練習です。



 僕はスイミングスクールに通っていましたが、息つぎの練習で何度も水を飲みましたし、クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの主要4種類の泳法をマスターできるまで6、7ヶ月はかかりました。その後も距離が長く泳げるように、地道にバタ足の練習やクイックターンや飛び込みの練習もありました。

 今は 趣味として、たまに海や温水プールに行って泳ぎを楽しんでいます。その他にライフセイバーやスキューバーダイビング、トライアスロン、シュノーケルを使った遠泳などプールから発展していろんな楽しみ方が広がっていきました。



 >確かに、自分も子どもの頃、「楽器は毎日練習するのが当たり前」と思っていて、暇なとき、楽しいこと・嫌なことがあったとき、いつでも楽器に向かったものだけど、我が子はというと、自分からはなかなか練習しない。とほほ。


 「暇なとき、楽しいこと・嫌なことがあったとき、毎日練習するのが当たり前」・・・自分がこどものころと、わが子の考えは違ってくるでしょう。



 >そんな私たちの世代に対しても、もっと上の人たちは同じことを感じていたのかもしれないけれど……。


 もっと上の人たちとは・・・どういうことでしょうか。



 >では、堅苦しいバイエルではなく、どんなものが教材に多く使われるのか。「楽譜も可愛い絵のカラーのものとか、音符に『アリさん』とか歌詞がついてて、歌ったりするようなものが入りやすいようです」


 イラストや歌入りは楽しく練習できると思います。


 >ところで、バイエルには、次のような問題点を指摘する声もけっこうあるという。


 >「バイエルは最初の頃、ト音記号しか出てこないから、へ音記号に弱くなるといわれています。ひたすらト音記号で練習して、ト音記号が読めるようになった頃に、ヘ音記号が出てくると、それを負担に感じるんです。また、後半になるといろんな調が出てくるけど、その前に飽きちゃう子が多いんですよ」


 バイエルを途中で辞めてしまう 原因がわかっているのに、どうして強制するのですか。


 僕は、ヘ音記号も調もまったくわかりませんでしたが、60番から106番まで少しずつ理解していきました。


 しかし、最初の1番から59番までも強制的に練習させられていたら辞めていたと思います。



 >そのため、今では、ト音記号とヘ音記号が最初から出てくる楽譜を用いることが多く、また、ピアノを弾く前にソルフェージュ(読譜)、手でリズムを打つなどを重点的にやることが多いのだとか。


 他人事のように書かないでください。


 ピアノの先生もいろいろ工夫しているのです。


 >バイエルの問題点については、音楽に携わる人の間で散々語られてきて、『改良版子どものためのバイエル』の類も多数出版されてきた。


 「散々語られてきて、」と突き放した書き方をしていますが、問題点を見直して、改良していくということは素晴らしく、ごく自然な流れだと思います。


 >ただし、どんな方法・教材であれ、練習してこそわかる「楽しみ」というものはあると個人的には思うのだけど……。でも、最近は音楽オモチャも流行ってることだし、世の中的には「練習せずにすぐ楽しめる」が主流なのかもしれません。


 最終的に記者の方は「わが子にも もっと練習して欲しい。」「バイエルは練習すべき」だと言っています。


 僕の考えとして



 練習してこそわかる「楽しみ」ではなくて、

 楽しみ方を見つけたからこそ「練習する」のだと思います。



 楽しみ方のきっかけ作りが大切だと僕は思います。


 ・発信元 エキサイト新聞から 田幸和歌子さんより



 記事を読んだ方からの、さまざまなご意見が飛び交っています。さっそく読んできましょう。




 Rosyさまより [2008-11-15 03:28:51]

 >んん?ワタシの時代も習い事のオンパレードだったケドバイエルはやったなぁ。ただ単に最近の子が忍耐力ないだけだと思うヨ。


 僕の考えは違います。Rosyさまがこどものころは意思表示できたでしょうか。


 今、Rosyさまがピアノを再開したいと思ったらバイエルからはじめますか。その答えを問いかけると最近の子が忍耐力がないとはいえないはずです。



 solemonさまより [2008-11-14 23:25:58]

 >だいぶ偏った人にアンケートしてる気がする。。いまは色々な音楽があるのに、バイエルは古典〜ロマン派までの音楽にしか通用しないからってのが一番大きな理由だと思うんだけど…。少なくとも、努力の問題じゃないよ。


 人間が努力するときはどんなときでしょうか。今一度考えてみましょう。その問いかけに答えが隠されています。


 バイエルをマスターしても、ポップスやジャズピアノを弾くことは至難のわざです。楽譜どおりに目をおわれて、あなただけの弾き方はできません。



 gabefunyaaさまより [2008-11-14 21:52:11]

 >バイエルよりももっと無味乾燥なハノンのほうが私は好きでした。ピアノをちゃんと習いだした時期が極端に遅かったからかな?(幼稚園の頃は親に無理やり通わされていて、すぐ止めた。クラブで合唱をやるようになった小学4年から合唱部にいた間だけでしたけど)


 >幼稚園の頃は親に無理やり通わされていて、すぐ止めた。

 受け身だから辞めました。


 >クラブで合唱をやるようになった小学4年から合唱部にいた間だけでしたけど

 自発的だから、合唱のため、みんなのためだから、ハノンでもがんばれたのです。



 さっちんさまより [2008-11-14 19:53:57]

 >バッハのインベンションが面白かったなあ。バイエルはなんか、幼稚な感じがぬけない。


 僕は、幼稚な感じはしなかったですね。単調に感じました。感動がなく、何も感じ取ることができませんでした。



 なあぼさまより [2008-11-14 18:02:31]

 >バイエルはつまんないんですよね。たまーにいい曲もあったけど数えるほど。でも面白い教則本ってあるのかなぁ。


 僕がおすすめするのはピアノコード奏法です!一度ギターでもピアノでもいいので、コード奏法の本を読んでみてください。確実に視野が広がるでしょう。



 まにゃーなさまより [2008-11-14 13:26:28]

 >子供の頃、ちょっとだけピアノ習った事あるけれども、先生は「ウチではバイエルはやらないの」と言ってたような。ソルフェージュってやつで歌わされた(ピアノではなく)記憶がある。歌ってから弾くカンジ?まぁ、続きませんでしたが…。

 ソルフェージュではなくて、月刊歌謡曲なら続いたかもしれませんね。歌わされたと感じた時点で続きません。



 おーくぼさまより [2008-11-14 12:50:54]

 >「バイブル」と紛らわしいからというのもあるかも・・・


 名前では、

 株式会社バイエル医薬品やホテル名でバイエル旅館があります。僕のサイトで取り扱っているのはピアノ教則本のバイエルです。ごくまれに間違って訪問される方がいらっしゃいます。ED治療薬は開発していません(笑)



 pechemamourさまより [2008-11-14 12:41:27]

 >「バイエル」がピアノ初級者にとってほぼ必須、なのは日本ぐらいじゃかな?


 僕の調べた限り、バイエルを知らない・使わない国は、アメリカ・イギリス・ドイツ・スウェーデン・カナダです。ピアノ以外にも教育そのものに力を入れているのが共通しています。日本はピアノ以前に教育体制に問題があるのではないでしょうか。



 miyupom_zさまより [2008-11-14 12:12:59]

 >そういえばバイエルやメトードローズは古い教則本だから、テクニック的に時代遅れの部分があると聞いたような気がする。自分は「メトードローズ」「ソルフェージュ」と聴音を平行でやったなぁ。つぇーえーげーとか言ってる幼稚園児ってorz

 日本の楽典は、C D E F G A H を ツェー、デー、エー、エフ、ゲー、アー、ハー とドイツ語で読みます。音名など音楽用語は英語で読む習慣をつけないと応用力がつきません。


 ヤマハのCMのキッズたちは「ドレミファソ〜ラファミ〜レ〜ド」と長音階(Major Scale)を歌っています。ソルフェージュより退屈のような気がします。



 leukoさまより [2008-11-14 11:31:13]

 >小学生の頃、バイエルを半分ちょっとやったところでピアノやめてしまったな。確かに面白くなかったのだと思う。


 1番から59番までをやるなら、バイエルは60番からはじめた方が最後まで続く可能性があります。



 reason_whyさまより [2008-11-14 11:14:54]

 >バイエルはもう基本中の基本だから、私はそんなに苦に感じないでやってましたけどね。それだけ今の子達上達する為の「努力」に耐えられないくらい弱いのかな?「楽しければそれでいい」という楽観主義が招いている、ある意味悲しい結果ですね。

 今、バイエルを弾いてみてください。たぶん弾けなくなっていますよ。上達すればするほど、簡単な教則本の曲が難しく感じるのです。


 上達したら何をしたいのか、何を伝えたいのか、何を弾きたいのかにもよるでしょう。その目的意識が見えてきたから努力していくのです。


 練習する前にもっとピアノ演奏などのライブに足を運んでみてはいかがでしょうか。弾き手からたくさんのヒントを得ることが多いですよ。



 ryokunryokunさまより [2008-11-14 11:08:13]

 >プロピアニストにさせるために習わせる親は少ないわけで、、やはり習い事って言うのは忍耐力を鍛えるものじゃなければなりません。習字も、そろばんも同じく。脚がしびれるので椅子に座ってそろばん、習字って時代も来るのかな(汗)。


 僕の周りに習字やそろばんを習っている子がいました。習字を習っている子は字がとても綺麗で美しく、そろばんは暗算がとても早かったのを覚えています。



 fumi06042000さまより [2008-11-14 11:01:35]

 子供にピアノを教えてるけど、バイエルは好かれてないみたい。自分の知ってる曲を弾きたがり、また弾けるようになっている・・・まあ楽しければいいかな・・・って感じだけど、何事も基本が大切だから、私はI love バイエル!!でこれからも使っていきます。


 どうして基本が大切なのか、こどもに伝えることも教師としての役割です。



 ふなきちさまより [2008-11-14 10:45:04]

 >三線弾いてるけど,とっかかりは楽しさだったな〜でも好きだからちょっとずつ難しいのにも取り組んでルヨ。嫌でもやってるうちにその楽しさがわかればいいんだけど。

 三線は、僕も挑戦してみたい楽器のひとつです。



 lunayuri328さまより [2008-11-14 10:32:35]

 >私も、バイエル嫌いの先生についたので、メソードローズ(多分)っていうのをやりました。でも結局知らない曲を一からするには、コツコツ練習することに変わりはないんですけどね。メソードローズは、三歳の私には十分難しかったです。(笑)


 僕は、3歳時の記憶がありません。他のこどもたちとたくさん遊んで協調性をはぐくんだり、コミュニケーション能力をやしなうことの方が大切だと思います。


 どうして日本は、早期教育を勧める風潮があるのでしょうか。


 pepe-desuさまより [2008-11-14 10:26:58]

 >少子化で子供の機嫌とりばかりしてると、地道にすることをしなくなる大人が増えるだけじゃん・・・とほほ

 ピアノの先生の嘆きに聞こえます。地道にコツコツ取り組むことの大切さをピアノ演奏で教えること自体が難しいのではないでしょうか。



 でぬるぽさまより [2008-11-14 10:26:32]

 >PC教室でタッチタイプから教えるのと似たよーなもんか。


 タッチタイピングでおすすめするソフトは、ソースネクストの「特打ち」シリーズです。楽しく続けられる工夫が満載で、僕は独学でマスターできました。



 o6o45さまより [2008-11-14 10:23:09]

 >バイエルなつかすぃー。頑張ってやったなあ。しかし、今の子はみんな「その場の楽しさ」ばっかり求めるばかりなのか?親がしっかりとやらせる、ってことをしないのかね?そっちのが問題な希ガス。


 親の欲望を満たしたり、期待にこたえるためにこどもはピアノを習っているわけではありません。こどもはロボットじゃないのです。ひとりの人間です。



 proargi9さまより [2008-11-14 10:09:55]

 >昔だから教本で通ったのかもしれないけど今なら立派ないじめ、拷問のツールではないのか?わたしが子供のころに気がついていてほしかったなあ。

 まだ知能が未発達ですので、3歳から7歳児でバイエルに疑問を持つことは難しいでしょう。だからこそ、指導者の力量が問われます。



 以上です。


 全部にコメントしました(^^:)意外と大変でした。ぐったりです(笑)



 ピアノ指導において、[親と先生] [先生と生徒] [親と生徒]の関係がよく問われます。


 親と生徒(わが子)の場合、現代は凶悪犯罪が起きると「親が悪い」「親の責任」という言葉を何度も聞きます。



 「親がちゃんとしつけていないから、身勝手で自己中心的な人になってしまうんだっ!」


 「犯罪を犯した少年・少女は なにをやっているんだ。実名で報道しろ!親の顔が見てみたい。」


 「厳しくしないで甘やかしているから、そういう非行に はしるんだ。」



 僕の考えをのべてみます。



 両親にとってわが子は、自分の子孫で生命をさずかった後継者であり、宝のような存在だと思います。


 それゆえ、親がわが子に注ぐ愛情は、特別なものになるでしょう。


 「こどものよろこぶ顔が見たいから」「長所を伸ばしてやりたいから」といって、恥をかかせないようにしたり、失敗させないように育てるのは逆効果だと思います。


 ほめたり甘やかすだけでは、親の指示を待ってばかりの子になってしまい、わが子自らの判断で行った経験や体験が少なく未熟なまま成人を迎えてしまうのではないでしょうか。


 本当にこどもの将来を想うなら、ときには叱ったり注意し、厳しくしつけることも必要だと僕は思います。


 親の背中を見て育つので、こどもの長所・短所が形成されていく ひとつの要素は「親からの影響が大きい」と思います。


 親の七光りといわれるぐらいですから、親の血液、DNA、性格、器量などを引き継ぐことはごく自然なことかもしれません。


 ですので、かわいいわが子をしつけるときには


 「こどもの悪いところは親自身にその根本的な原因があるかもしれない」とわきまえて、まず自分自身を改めていこうとする心構えが必要だと思います。


 わが子のわがままな言動や行為に接したとき、あなた自身をもしつける絶好の機会にしてみてはいかがでしょうか。


 ※ 躾 = しつけ と読みます。


 まとめると



 あなた自身をしつける心でこそ

 こどもをしつけることができる





 「こどもに厳しく接するのなら、

 わが子をあなた自身を写す鏡だと思え」
と僕自身に言い聞かせています。


 学校の先生でしたら、「こども」を「生徒」に置き換えてみると新しい言葉になります。



 1番大切なのは、心の成長です。人を想う、想いやりを育てましょう。人と人とで向き合っていくことが大切だと僕は想います。


 最後に、僕が大切にしている言葉を3つ紹介して終わります。



 ・他人から受ける批判の中には、あなた自身では悟れぬ真実の姿がある


 ・向上心のある人は賞賛よりも批判されることを喜ぶ


 ・嫌なことを言ってくれる人ほど、あなたにとって大切な人である



 「批判」のところを「意見・助言・アドバイス」と置き換えてもいいかもしれません。批判されても冷静に対応できる柔軟な心を持ちましょう。ただの妬みや嫌がらせなら、相手にしないでほうっておくのが、的確な判断だと思います。


 ピアノレッスンはピアノ演奏技術をやしなうことだけではありません。


 今回、バイエルについて書かれたいろんな方たちの意見をあなたなりに噛み砕いて解釈して、これからのピアノ演奏や教育が明るい方向に向かっていきますように。



-【終】-



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