■ 氾濫していく音楽検定 Part1 - 本当に大切なこと -


 世の中には資格取得のために検定試験が開催されています。音楽関連にしぼると、


 ・音楽検定
 ・ロック検定
 ・エレクトーン検定
 ・ピアノ検定
 ・MIDI検定
 ・ピティナ・ピアノ指導者検定 etc.(まだありましたら情報提供求む!)


 この中から音楽検定について徹底追求してみました。


 量が多くなったので、2部構成です。Part1




 ■ 【音楽検定】


 財団法人音楽文化創造/音検センター 後援:文部科学省

 ホームページ http://www.onbunso.or.jp

 電話 04-7170-8240


 あなたの”おんがく度”は?

 楽器が弾けなくても、音楽が好きな人は誰でもみんな受けられます。


 ▼ 音楽検定(音検)とは


 平成6年に制定された「音楽文化の振興のための学習環境の整備等に関する法律(略称:音楽振興法)」の理念を広く普及するために、平成8年に設立された財団法人 音楽文化創造(理事長:嶋崎譲、主務官庁:文化庁)が主催する公益事業です。


 「音楽検定(音検)」は、生涯学習における音楽愛好者の拡大を目指し、クラシックからポピュラー、日本の伝統音楽まで、ジャンルを問わず、幅広く音楽を愛好する方々を対象に、音楽能力、音楽知識などについて一定の基準に基づいて評価します。


 CD音源を聴きながら設問に答えていくというユニークな検定手法を採用して、楽しく受験できる検定として親しまれています。平成13年にスタートして以来、全国で5万人が受験しています。「音検」は登録商標です。



 ▼ 小・中・高生にとって

 幅広い音楽ジャンルからの出題にとって、初めて耳にする音楽があるかもしれません。新しい音楽の発見があると、ますます音楽を知りたくなります。

 また、文部科学省学習指導要領(音楽)に関連した問題も出題されますので、音楽の授業がいっそう楽しくなり、将来、楽器等を演奏するときの基礎力も身につきます。

 小学生(高学年)は5級から、中学生では5級または4級を、高校生では4級または3級が受験に適した内容と考えられます。



 ▼ 音楽関係の学校に入りたいと考えている方にとって


 筆記試験(楽典・聴音など)に直接役立つほか、客観的な能力評価が可能なため、入学試験のさい、「音検」資格取得者を優遇・評価する大学・短大・専門学校が増えています。


 資格と人間性は別です。とくに音検の有無で優遇・評価されるなんてたまったものではありません。



 ▼ 音楽指導者にとって

 生涯学習社会の伸展に伴って、ますます大人の音楽愛好者の拡大が予想されます。

 指導にあたっては、幅広い音楽ジャンルの知識や体験が必要となるばかりでなく、「音検」を受験する子どもたちに対しても、指導者自らが「音検」を受験し、内容を正しく理解しておくことがより良い指導に結びつきます。



 ▼ 広く音楽を楽しんでいる方にとって

 自身の音楽力や知識を幅広い角度から、客観的に診断できます。出題されるCD音源を聴きながら、楽しく受験することにより、自然に多様な音楽知識が深まり、音楽を演奏したり、聴く楽しみの世界が深まり、広がっていきます。



 ▼ 音楽関係の仕事をしたいと考えている方にとって

 企業では専門以外にも、幅広い音楽教養が求められます。採用試験等においても、「音検」資格取得者が優遇される企業が増えています。



 ▼ 学校の先生方へ


 「音検」は次のようなケースには最適です。


 ●生徒・学生(個人および全体)の基礎的な音楽能力や、これまでの学習成果を把握したい。

 ●これまでの学習成果や、特に不足している知識や能力を生徒・学生自身に知ってもらい、今後の学習の指針にしてもらいたい。

 ●キャリア形成には音楽の基礎的能力が必要であることを生徒・学生自身に理解してもらいたい。(音楽系学校の場合)

 学校等で「音検」を実施することもできます。



 ■ 【音検の内容】


 【音検の出題方法】


 出題は、音楽を聴いて答える問題と文章を読んで答える問題があります。解答はどちらもマークシートに記入します。


 検定時間は受験する級によって異なります。3級以上は洋楽系と邦楽系に分かれての選択受験となります。


 合格基準は満点の70%程度とします。


 この70%程度というあいまいさ・・・65%でも合格なのでしょうか。



 ■ 【出題範囲】



 【5級】


 (A)音楽の種類(CDを聴きながら解答)

 ・管弦楽、吹奏楽、室内楽
 ・ジャズ、ロップス&ロック、ラテン
 ・雅楽、能楽、三味線音楽、筝曲


 ●世界の音楽

 日本、中国、インド、アフリカ、イタリアなど


 ●楽器選択

 ・旋律を演奏している楽器名(邦楽器含)


 (B)楽譜や理論についての文章問題


 ●拍子と調

 ・拍子と長調、短調の判別


 ●聴音と楽譜

 ・メロディーのリズム譜
 ・ピアノ楽譜


 ●ハーモニー

 ・コード進行


 ●リズム(ポップス)

 ・なし


 ●楽典

 ・音楽記号とコードネームなど


 (C)音楽の一般知識についての文章問題


 ●音楽一般知識

 ・楽器、演奏法、音楽の種類、音楽史(時代・様式・作曲家・作品)、音楽著作権など




 【4級】


 (A)CDを聴きながら解答


 ● 音楽の種類

 5級に加え、ボサ・ノヴァ、レゲエなど


 ● 世界の音楽

 5級に加え、モンゴル、朝鮮半島、メキシコ、カリブ諸島など


 ● 楽器選択

 5級に加え種類が増える


 (B)楽譜や理論についての文章問題


 ● 拍子と調

 ・拍子と長調、短調の判別


 ● 聴音と楽譜

 ・合唱曲のメロディ譜
 ・室内楽のピアノ楽譜


 ● ハーモニー

 ・半終止、完全終止
 ・コード進行


 ● リズム(ポップス)

 ・リズム・パターンの名称


 ● 楽典

 5級に加え範囲が広がる


 (C)音楽の一般知識についての文章問題


 ● 音楽一般知識

 ・楽器、演奏法、音楽の種類、音楽史(時代・様式・作曲家・作品)、音楽著作権など




 【3級】(洋楽系)


 (A)CDを聴きながら解答


 ● 音楽の種類

 ・クラシック、ジャズの時代、様式
 ・ラテン、ロック&ポップスの種類
 ・邦楽の時代、種類


 ● 世界の音楽

 4級に加え タイ、チベットなど


 ● 楽器選択

 ・4級に加え種類が増える
 ・室内楽の楽器編成


 ● 拍子と調

 なし


 ● 聴音と楽譜

 ・独奏楽器の楽譜と奏法


 ● ハーモニー

 ・半終止、偽終止、完全終止
 ・コード進行


 ● リズム(ポップス)

 ・4級に加え種類が増える


 ● 楽典

 ・4級に加え範囲が広がる


 (C)音楽の一般知識についての文章問題


 ● 音楽一般知識


 ・楽器、演奏法、音楽の種類、音楽史(時代・様式・作曲家・作品)、音楽著作権など



 【3級(邦楽系)】


 (A)CDを聴きながら解答


 ・筝の時代、作品、調子
 ・三味線の種類、調子
 ・民謡の地域
 ・楽器選択と歌舞伎囃
 ・筝、三味線、尺八の聴音


 (B)楽譜や理論についての文章問題


 ・唱歌(しょうが)、慣用句
 ・筝、三味線の調絃、楽器の構造
 ・作者、作曲者、作品
 ・楽典と音楽史(日本と西洋)



 【2級(洋楽系)】


 (A)CDを聴きながらの解答

 ・洋楽の時代、様式、作品、作曲者
 ・筝曲の時代、三味線音楽の種類
 ・民謡の地域
 ・世界の音楽


 (B)楽譜や理論についての文章問題

 ・管弦楽曲、室内楽曲、ポピュラー曲のスコアー・リーディングと聴音
 ・日本の音階
 ・コード進行
 ・ドラム・パターンとベース・ライン
 ・楽典


 (C)音楽の一般知識についての文章問題


 ● 音楽一般知識

 ・楽器、演奏法、音楽の種類、音楽史(時代・様式・作曲家・作品)、音楽著作権など


 1級は掲載されていませんでした。受けた方は果たして何名いるのでしょうか。



 1級(洋楽系・邦楽系) 幅広い音楽知識・技能をもとに高度な音楽力・指導力の獲得を目指す方 総合90分・編曲120分


 2級(洋楽系・邦楽系)より幅広い音楽力を求める方や、生涯音楽学習を含めた音楽の指導を目指す方 70分


 3級(洋楽系・邦楽系)幅広い音楽体験を有する方や、基礎的な音楽の指導を目指す方 60分


 4級 カンタンな楽譜が読めて、楽器や歌の経験が多少ある方 55分


 5級 楽器等が演奏できなくても、音楽を聴くことが好きな方 50分


 ※ 3級以上は、洋楽系・邦楽系どちらかの選択受験。



 ■ 【受験者アンケート】 平成19年度


 ● 受験者の割合

 ・中学生 28%
 ・高校生 26%
 ・大学・短大・専門学生 18%
 ・指導者 6%
 ・会社員・公務員 7%
 ・主婦 4%
 ・小学生 4%
 ・その他 7%


 ● 受験した感想

 ・楽しかった 86%
 ・どちらでもない 12%
 ・楽しくなかった 2%


 ● 受験動機

 ・自分の音楽力を知るため、また幅広い音楽知識の習得 51%
 ・資格取得のため 21%
 ・将来のため 16%
 ・内容に興味があった 5%
 ・その他 7%


 ● 知人への受験を勧めますか

 ・受験を勧める 65%
 ・考える 31%
 ・勧めない 4%


 ■ 【平成21年度検定日】

 ・第1回 平成21年 6月14日(日)
 ・第2回 平成21年11月15日(日)
 ・第3回 平成22年 2月 6日(土)



 ▼ 音検取得者を入学試験で優遇・評価する学校


 ・名古屋芸術大学(愛知県)

 演奏学科(音楽総合コースを除く)(4級取得者)が句点免除
 演奏学科 音楽総合コース(4級取得者)選択科目免除
 音楽文化創造学科 音楽総合コース (4級取得者)選択科目免除


 ・大垣女子短期大学(岐阜県)

 音楽総合科音楽療法コース (3級以上取得者)実技試験免除


 ・ヤマハ音楽院名古屋

 全コース

 (4級取得者)音楽常識試験免除
 (3級取得者)音楽常識および楽典免除



 ■ 平成19年度「音検」を実施した学校・団体一覧


 今回は、北海道内だけにしぼります。


 ▼ 中学校

 ・札幌市立八軒東中学校
 ・伊達市立伊達中学校
 ・滝川市江陸中学校
 ・留萌市立留萌中学校
 ・名寄市立名寄中学校
 ・鵡川町立鵡川中学校
 ・八雲町立八雲中学校
 ・中富良野町立中富良野中学校
 ・蘭越町立蘭越中学校
 ・東神楽町立東神楽中学校
 ・鹿追町立鹿追中学校
 ・下川町立下川中学校
 ・白老町立白老中学校
 ・池田町立池田中学校


 ▼ 高等学校

 ・北海道立小樽潮陵高等学校
 ・北海道立室蘭栄高等学校
 ・北海道立名寄高等学校
 ・北海道立名寄光凌高等学校
 ・北海道立留萌高等学校
 ・北海道立羽幌高等学校
 ・北海道立別海高等学校
 ・北海道立芽室高等学校
 ・北海道立喜茂別高等学校


 ▼ 大学

 ・札幌大谷大学
 ・国立北海道教育大学 釧路校
 ・藤女子大学
 ・北翔大学


 ▼ 専門学校

 ・専門学校札幌ビジュアルアーツ
 ・札幌サウンドアート専門学校



 力尽きました。あらすじばかりで終わってしまった読書感想文みたいですみません(笑)



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