■ 01 音と音の距離(Interval=インターバル)-音高や音大で覚えたものを無駄にしないために


 音と音の距離をInterval(音程)といいます。


 距離はコードとスケールを理解するのに、とても大切なのですが、日本の楽典や音大の過去問題では、



 Question 1. ドから数えて長三度の音は?(ハ長調の場合)


 Question 2. レから数えて短三度の音は?(ニ長調の場合)



 などと出題されます。答え 1.ミ 2.ファ


 
 しかし残念ながら、このやり方では、コード奏法への道のりが遠のいてしまいます。



 せっかく勉強して問題が解けるようになったのに、コードやジャズ教則本に目を通すと



 >RootからのIntervalで各音(英語音名)を数字で表現してみましょう!


 >1オクターブには12種類の音しかありません。


 >12種類の音を数字で表す習慣をつけると「コード」と「スケール」の理解が早くなります。


 ・・・と書かれているので、


 「Rootって何?」「Interval・・?」「長・短ならわかるんだけど・・・」となってしまうではないでしょうか。




 ≪音高や音大で覚えたものを無駄にしないために≫


 増・短・長・減・完全といえば、楽典を勉強された方ならわかると思うのですが、英語になると聞きなれない言葉が並びます。コード奏法やピアノスケールは、日本語で覚えたものを英語に切り替えなくてはいけません。


 コードやジャズ理論書はいきなり英語から登場するので、専門用語の連発で挫折してしまう方も多いと想います。



 そこで僕は考えました。新しい方法として、最初に はじめるのは、



 日本語を英語に直す練習をしてみてはいかがでしょうか?


 今までコードに対して「?」だった方も瞬間的にひらめく確率が上がると想いました。


 しかも、このやり方なら今までやってきたことも


 決して



 無駄にはならないからです。




 今回の距離(きょり)をさっそく見ていきましょう。すべて日本語で書いてみました。英語で表すとどうなるでしょうか。ゆっくり考えてみましょう。



 ・日本語「完全1度(かんぜんいちど)」=英語「」

 ・日本語「増1度(ぞういちど)」=英語「」

 ・日本語「短2度(たんにど)」(半音のこと)=英語「」

 ・日本語「長2度(ちょうにど)」(全音のこと)=英語「」
 
 ・日本語「短3度(たんさんど)」=英語「」

 ・日本語「長3度(ちょうさんど)」=英語「」

 ・日本語「完全4度(かんぜんよど)」=英語「」

 ・日本語「増4度(ぞうよど)」=英語「」

 ・日本語「減5度(げんごど)」=英語「」

 ・日本語「完全5度(かんぜんごど)」=英語「」

 ・日本語「増5度(ぞうごど)」=英語「」

 ・日本語「短6度(たんろくど)」=英語「」

 ・日本語「長6度(ちょうろくど)」=英語「」

 ・日本語「減7度(げんななど)」=英語「」

 ・日本語「短7度(たんななど)」=英語「」

 ・日本語「長7度(ちょうななど)」=英語「」
 
 ・日本語「完全8度(かんぜんはちど)」=英語「」


 正確に音程を数える時にはこの「何度」という度数の前に(重増、重減も含め)「完全」「長」「短」「増」「減」という言葉をつけます。


 何度の音にこれらの完全・長・短・増・減・・・という言葉を付けるか、ということには決まりがあります。


 1から8までの度数のうち、1、4、5、8度は「完全」グループに分類され、2、3、6、7度は「長・短」グループに分類されます。


 完全グループ:減←完全→増 完全が♯すると増、♭すると減

 長短グループ:減←短←→長→増 と考えると


 完全グループの1・4・5・8度に長、短という言葉がつくことはありませんし、長短グループの2、3、6、7度に完全という言葉が付くこともありません。



 ≪ヒント≫


 b5th(=#4th)のIntervelのことをTRITONE(トライトーン)


 Perfect 4th(パーフェクトフォース)略してPer.4=完全4度


 Perfect 5th(パーフェクトフィフス)略してPer.5=完全5度


 b6(フラットシックス)=m6(マイナー・シックス)=短6度


 長(Major=メジャー)

 短(minor=マイナー)

 増(augment=オーグメント)

 減(diminish=ディミニッシュ)

 完全(Perfect=パーフェクト)・・・これに数字を英語で表したものをくっつけてみよう。


 ここが突破できれば、コードとスケールの仕組みもすぐ理解できます!!



 英語の答えは次回へ続く→





 
-【終】-



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