■ Diminished Scale(ディミニッシュスケール)のすべて 〜Cdim7 Ddim E♭dim7 がわかる!〜


 今まで書いてきたスケールは全部で7つの音で構成されているのに対して、ディミニッシュスケール(Diminished Scale)8つの音で作られています。


 「C Major Scale」「C Diminished Scale」比較してみました。



 ■C Major Scale(シーメジャースケール)

 01 ド
 02 レ
 03 ミ
 04 ファ
 05 ソ
 06 ラ
 07 シ
 08 ド

 01と08は同じドなので ひとつとカウントして「7つの音」



 ■C Diminished Scale(シーディミニッシュスケール)


 01 ド
 02 レ
 03 ミ♭
 04 ファ
 05 ソ♭
 06 ラ♭
 07 ラ
 08 シ
 09 ド

 01と09は同じドなので「8つの音」


 全音→全

 半音→半 として見た場合、




 ディミニッシュスケールは

 【全半全半全半全半】という法則で並べられています。
(←最重要ポイント!)



 横に並べてみると


 ド(全)レ(半)ミ♭(全)ファ(半)ソ♭(全)ラ♭(半)ラ(全)シ(半)ド


 このようになりました。



 半音上げる→♯(シャープ)

 半音下げる→♭(フラット)


 ということは??


 全音というのは、



 半音が2回繰り返されることなので、



 ・全音上げる→♯♯(ダブルシャープ)


 (例)

 ドを全音上げる場合、♯が2つ

 ド→ド♯→レ

 2回半音上がって「レ」になりました。 



 ・全音下げる→♭♭(ダブルフラット)


 (例)

 ドを全音下げる場合、♭が2つ

 ド→シ→シ♭

 2回半音下がって「シ♭」になりました。




 「シとド」「ミとファ」の間には黒い鍵盤がありません。


 シを半音上げる(=♯)と「ド」

 ドを半音下げる(=♭)と「シ」


 ミを半音上げる(=♯)と「ファ」

 ファを半音下げる(=♭)と「ミ」


 コードでいうと



 【B♯ = C】 【C♭ = B】


 【E♯ = F】 【F♭ = E】
(←大切な項目です!)




 この考え方で、さきほどのスケールを考えてみます。


 ド(全)レ(半)ミ♭(全)ファ(半)ソ♭(全)ラ♭(半)ラ(全)シ(半)ド



 ▼ #がふたつとひとつ交互につくのだから・・・こうなりました。



 ド(♯♯)→レ(♯)→ミ♭(♯♯)→ファ(♯)→ソ♭(♯♯)→ラ♭(♯)→ラ(♯♯)→シ(♯)→ド


 全→♯♯(2回半音上げる)

 半→♯(1回半音上げる)


 01のドからスタートして


 01 ド (♯♯)↓

 02 レ (♯)↓

 03 ミ♭ (♯♯)↓

 04 ファ (♯)↓

 05 ソ♭ (♯♯)↓

 06 ラ♭ (♯)↓

 07 ラ (♯♯)↓

 08 シ (♯)↓

 09 ド


 09のドでゴールとなりました。



 もし逆で考えると(01から09ではなく、09から01に進んでいくと)


 全→♭♭(2回半音下げる)

 半→♭(1回半音下げる)


 09のドからスタートして


 09 ド (♭)↓

 08 シ (♭♭)↓

 07 ラ (♭)↓

 06 ラ♭ (♭♭)↓

 05 ソ♭ (♭)↓

 04 ファ (♭♭)↓

 03 ミ♭ (♭)↓

 02 レ (♭♭)↓

 01 ド


 09のドでゴールとなります。


 09 ド(半)→シ(全)→ラ(半)→ラ♭(全)→ソ♭(半)→ファ(全)→ミ♭(半)→レ(全)→ド 01


 さきほどは♯で半音上がったのを、♭で半音下げるのだから・・・?



 09 ド(♭)→シ(♭♭)→ラ(♭)→ラ♭(♭♭)→ソ♭(♭)→ファ(♭♭)→ミ♭(♭)→レ(♭♭)→ド 01


 こうなりました。



 ▲ これらを理解できたらディミニッシュスケールの基本は完璧です。



 それでは、次に進みましょう。



 ≪C以外の全部のキーに挑戦!≫


 key in C(=「Cのキーで」(弾く)という意味)


 それでは「ディミニッシュスケール編」練習スタート!



 12時

 ●C Diminished Scale(シーディミニッシュスケール)

 01 ド
 02 レ
 03 ミ♭
 04 ファ
 05 ソ♭
 06 ラ♭
 07 ラ
 08 シ
 09 ド


 1時 Cの次はFに移調。

 ●F Diminished Scale(エフディミニッシュスケール)


 01 ファ
 02 ソ
 03 ラ♭
 04 シ♭
 05 シ
 06 ド♯
 07 レ
 08 ミ
 09 ファ


 2時 Fの次はB♭に移調。

 ●B♭ Diminished Scale(ビーフラットディミニッシュスケール)


 01 シ♭
 02 ド
 03 レ♭
 04 ミ♭
 05 ミ
 06 ファ♯
 07 ソ
 08 ラ
 09 シ♭


 3時 B♭の次はE♭に移調。

 ●E♭ Diminished Scale(イーフラットディミニッシュスケール)


 01 ミ♭
 02 ファ
 03 ソ♭
 04 ラ♭
 05 ラ
 06 シ
 07 ド
 08 レ
 09 ミ♭


 4時 E♭の次はA♭に移調。

 ●A♭ Diminished Scale(エーフラットディミニッシュスケール)


 01 ラ♭
 02 シ♭
 03 シ
 04 ド♯
 05 レ
 06 ミ
 07 ファ
 08 ソ
 09 ラ♭


 5時 A♭の次はD♭に移調。

 ●D♭ Diminished Scale(ディーフラットディミニッシュスケール)


 01 レ♭
 02 ミ♭
 03 ミ
 04 ファ♯
 05 ソ
 06 ラ
 07 シ♭
 08 ド
 09 レ♭


 6時 D♭の次はG♭に移調。

 ●G♭ Diminished Scale(ジーフラットディミニッシュスケール)


 01 ソ♭
 02 ラ♭
 03 ラ
 04 シ
 05 ド
 06 レ
 07 ミ♭
 08 ファ
 09 ソ♭


 7時 G♭の次はBに移調。

 ●B Diminished Scale(ビーディミニッシュスケール)


 01 シ
 02 ド♯
 03 レ
 04 ミ
 05 ファ
 06 ソ
 07 ラ♭
 08 シ♭
 09 シ


 8時 Bの次はEに移調。

 ●E Diminished Scale(イーディミニッシュスケール)


 01 ミ
 02 ファ♯
 03 ソ
 04 ラ
 05 シ♭
 06 ド
 07 ド♯
 08 レ♯
 09 ミ


 9時 Eの次はAに移調。

 ●A Diminished Scale(エーディミニッシュスケール)


 01 ラ
 02 シ
 03 ド
 04 レ
 05 ミ♭
 06 ファ
 07 ファ♯
 08 ソ♯
 09 ラ


 10時 Aの次はDに移調。

 ●D Diminished Scale(ディーディミニッシュスケール)


 01 レ
 02 ミ
 03 ファ
 04 ソ
 05 ソ♯
 06 ラ♯
 07 シ
 08 ド♯
 09 レ


 11時 Dの次はGに移調。

 ●G Diminished Scale(ジィーディミニッシュスケール)


 01 ソ
 02 ラ
 03 シ♭
 04 ド
 05 ド♯
 06 レ♯
 07 ミ
 08 ファ♯
 09 ソ


 Gの次はCに移調。

 12時→1週しました。お疲れさまでした。

 
 ●C Diminished Scale(シーディミニッシュスケール)


 01 ド
 02 レ
 03 ミ♭
 04 ファ
 05 ソ♭
 06 ラ♭
 07 ラ
 08 シ
 09 ド


 各ディミニッシュスケール(Diminished Scale)の





 「01+03+05+07」を合わせた4和音が

 ディミニッシュセブンスコード

 (Diminished 7th Chord)になります。





 07の音がDiminished 7th(ディミニッシュセブンス=減7度)です。



 Cの場合は


 ●C Diminished Scale(シーディミニッシュスケール)


 01 ド
 02 レ
 03 ミ♭
 04 ファ
 05 ソ♭
 06 ラ♭
 07 ラ
 08 シ
 09 ド

 「ド+ミ♭+ソ♭+ラ」の4和音になりました。



 和音はなるべく3和音ではなく、4和音で考えることをおすすめします。



 必ず転回形を意識して、




 どの指をどう動かしたら

 移動が1番小さくなるのか
(=下を向かないで鍵盤を弾けるか)




 というのを探しましょう!


 ピアノ弾き語りを中心にコード奏法を勉強したい方は特に重要です。



 ●C Diminished Scale(シーディミニッシュスケール)


 01 ド
 02 レ
 03 ミ♭
 04 ファ
 05 ソ♭
 06 ラ♭
 07 ラ
 08 シ
 09 ド


 C Diminished 7th Chord(=Cdim7)のRoot Position(=基本形)は


 01 ド←Root(ルート)=根音(こんおん)
 03 ミ♭
 05 ソ♭
 07 ラ

 「ド+ミ♭+ソ♭+ラ」の4和音


 ・1st Inversion(ファースト インバージョン)(=第1転回形)は

 03 ミ♭←Root(ルート)=根音(こんおん)
 05 ソ♭
 07 ラ
 01 ド

 「ミ♭+ソ♭+ラ+ド」の4和音


 ・2nd Inversion(セカンド インバージョン)(=第2転回形)

 05 ソ♭←Root(ルート)=根音(こんおん)
 07 ラ
 01 ド
 03 ミ♭

 「ソ♭+ラ+ド+ミ♭」の4和音


 ・3rd Inversion(サード インバージョン)(=第3転回形)

 07 ラ←Root(ルート)=根音(こんおん)
 01 ド
 03 ミ♭
 05 ソ♭

 「ラ+ド+ミ♭+ソ♭」の4和音


 順序を組み替えただけで全種類「Cdim7」です。



 重要ポイントは、他のコードやスケールと違って、同じ和音で作られているコードがあるので



 12種類覚える必要はないことです。



 果たしてどのコードとコードでしょうか。2オクターブ上のスケールで考えてみます。


 01 ド
 02 レ
 03 ミ♭
 04 ファ
 05 ソ♭
 06 ラ♭
 07 ラ
 08 シ
 09 ド←01のドから数えて1オクターブ上のド
 10 レ
 11 ミ♭
 12 ファ
 13 ソ♭
 14 ラ♭
 15 ラ
 16 シ
 17 ド←01のドから数えて2オクターブ上のド


 
 「Root Position(ルートポジション)」太字がルート(Root)音


 ・Cdim7→+ミ♭+ソ♭+ラ

 ・E♭dim7→ミ♭+ソ♭+ラ+ド

 ・G♭dim7→ソ♭+ラ+ド+ミ♭

 ・Adim7→+ド+ミ♭+ソ♭

 


 【Cdim7 = E♭dim7 = G♭dim7 = Adim7】



 ・・・

 難しいと敬遠されがちな「Diminished 7th Chord」ですが、


 表記が違うだけで


 和音もスケールも4つ同じです!!(←重要ポイント)




 ▼ この4つも同じ

 「Root Position(ルートポジション)」太字がルート(Root)音


 ・Ddim7「+ファ+ソ♯(=ラ♭)+シ」の4和音

 ・Fdim7「ファ+ラ♭+シ+レ」の4和音

 ・A♭dim7「ラ♭+シ+レ+ファ」の4和音

 ・Bdim7「+レ+ファ+ラ♭」の4和音


 【Ddim7 = Fdim7 = A♭dim7 = Bdim7】



 ▼ さらにこの4つも!

 「Root Position(ルートポジション)」太字がルート(Root)音


 ・Edim7「+ソ+シ♭+ド♯(=レ♭)」の4和音

 ・Gdim7「+シ♭+ド♯(=レ♭)+ミ」の4和音
 
 ・B♭dim7「シ♭+レ♭+ミ+ソ」の4和音

 ・D♭dim7「レ♭+ミ+ソ+シ♭」の4和音


 【Edim7 = Gdim7 = B♭dim7 = D♭dim7】



 12種類もあったスケールはコードとして考えると4つが同じなので


 ディミニッシュスケール(Diminished Scale)は


 全部で

 3種類しかありません!!
(覚える負担は4分の1に!)




 ディミニッシュスケールの7番目の音がdim7(=減7度)ということも大切です。



 仕組みが理解できたら、残るは練習してカラダに染み込ませていきましょう!!



 まだまだインド音階やスパニッシュ音階・ジプシー音階や琉球音階もありますよ(^^)v スケールを覚えておくとアドリブはもちろんのこと、作曲のお手伝いをしてくれるときもあります。覚えておいてまったく損はありません。ぜひあなたも有効活用していきましょう!!




 
-【終】-



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